建物構造、鉄骨鉄筋コンクリートのメリットとデメリットとは!
建物構造には木造の他に鉄骨造・鉄筋コンクリート造など、いくつかの種類があります。
今回はビルや大型の商業施設、マンションなどに使われている「鉄骨鉄筋コンクリート造」にフォーカスしていきます。
鉄骨鉄筋コンクリート造のメリット・デメリット、そしてどういう方におススメなのかを解説させていただきます。
★鉄骨鉄筋コンクリートとは
頑丈な鉄骨の柱の周りに鉄筋を組み、さらにコンクリートを打ち込み補強した構造。
あらゆる構造の中で耐火性、耐震性に最も優れています。
※大規模な建物になりますと、鉄骨鉄筋コンクリート造で建築することが多いです。
★鉄骨鉄筋コンクリートのメリット
・他の建物構造と比較して、トップクラスの安全性がある
→耐火性、耐震性、耐久性のいずれも優れているため、火事や地震などが不安で少しでも
安心を手に入れたい方にはおススメです。
10階以上の建物構造には鉄骨鉄筋コンクリートが多く使われています。
また、防音性も上がるため、生活音が気になる方はメリットとなるでしょう。
★鉄骨鉄筋コンクリートのデメリット
・建設費がかかるため価格や家賃が高い
→鉄骨鉄筋コンクリート造は鉄骨と鉄筋コンクリートを併用しており安全性が非常に高
いため、コストはもちろんのこと工程も複雑になり工事期間も長期化しやすい面があ
ります。
・Wi-Fi電波が通りにくい
→Wi-Fiの電波は鉄やコンクリートを通りにくいといった特徴があります。
鉄骨鉄筋コンクリート造の建物内ではWi-Fi電波がうまく行きわたらないことがあり
ます。
・集合住宅に住む際は防音性に注意が必要
→先述の通り、鉄骨鉄筋コンクリートの構造は防音性が高いですが、集合住宅では壁が薄
くなり防音性を充分に生かせない可能性があります。
★鉄骨鉄筋コンクリートはどのような方におススメできるか!
安全性の高さにこだわりたい方や生活音が気になる方は鉄骨鉄筋コンクリートの構造が向いていると言えます。
地震の多い日本では安心できる方が多くいるかもしれません。
しかし工期が長い分コストがかさむため、ある程度経済的な余裕がある世帯でないとおススメはできません。
鉄骨鉄筋コンクリートのメリット、デメリットのバランスを考えながら検討するようにしましょう。